千里バッハ合唱団の紹介

 

 千里バッハ合唱団は、アマチュア合唱団にのみ可能と思われる純で最高のバッハ演奏を目指し、J.S.バッハ生誕300(1985)に第1回演奏会を開催すべく、19833月に結成されました。創立当初より、常任指揮者に八木宣好氏を、また練習ピアニストとして田中景代氏を迎え、以後両氏の熱い指導のもと、ひたすらバッハの作品と向き合ってきました。「ロ短調ミサ曲」「マタイ受難曲」「ヨハネ受難曲」「クリスマス・オラトリオ」をはじめ、「マニフィカト」「モテット」「教会カンタータ」などJ.S.バッハの主要な宗教的合唱曲を順次取り上げてきています。

 創立10周年には、ドイツのワイマール市から、ヨーロッパ合唱界の重鎮ゲルト・フリッシュムート教授に率いられたワイマール・フランツ・リスト音楽大学室内合唱団を迎え、「ヨハネ受難曲」の合同演奏会をいずみホール他で 開催しました。この成功により翌1995年には、ワイマール市およびワイマール・フランツ・リスト音楽大学から招かれて渡独し、バッハ生誕の地アイゼナッハで開かれた《生誕310年記念バッハ週間》関連行事に出演のほか、アイゼナッハの聖ゲオルク教会およびワイマールのヘルダー教会において、オランダ在住の飯守泰次郎氏の指揮により、フランツ・リスト音楽大学室内合唱団と再び合同で「ロ短調ミサ曲」を演奏しました。

 また1999年には再び渡独し、ベルリン・ジングアカデミー(1791年創設されメンデルスゾーン指揮によるバッハのマタイ受難曲復活演奏は歴史に残る)とベルリンのフィルハーモニー大ホールにおいて、メンデルスゾーン作曲のオラトリオ「聖パウロ」を合同で演奏しました。同年9月にはベルリン・ジングアカデミーを日本に招き、ザ・シンフォニーホールで、同じプログラムを再演しています。

創立25周年には、千里バッハオーケストラを発足させ、「マタイ受難曲」をいずみホールで演奏しました。以後専属のオーケストラとして合唱団の活動を支える大きな役割を担っています。

その後は、大阪と東京(紀尾井ホール)での連続演奏や、バッハ以外の作品も積極的に取り上げ、広く合唱作品へのアプローチを図っています。そして今後もますます合唱にもバッハ演奏にも深く挑戦してゆきたいと考えております。

 なお、上記の他、日本キリスト教団、日本聖公会など各種キリスト教団体からの依頼により、チャリティーコンサートも行っています。





常任指揮者・八木宣好氏のプロフィール
 

 
 コ
ンサートシンガーとして、数多くの演奏会・放送・レコーディング・海外演奏旅行などを行ってきました。レパートリーはドイツ音楽を中心に、バロック教会作品からロマン派・現代作品までを得意の分野としています。 特に教会作品については、自らアカデミックなプロ合唱団「テレマン室内合唱団」を結成(1969)、長年に渡って同合唱団の指揮者・ソリストとして、バロック期のオラトリオやカンタータの演奏に情熱を傾け、音楽的基盤を固めました。またライプツィヒでの「バッハ生誕300年記念国際音楽祭」には、ソリストとしてドイツ文化省の招待を受け、世界一流アーティストと並び出演しています。

 最近は自らの演奏だけに留まらず、よい音楽環境作りのために演奏会の企画や後進の指導育成にも尽力しています。また、日本の歌を中心にした親しみやすい名曲コンサートシリーズを企画開催、CDもリリースしています。

 大阪音楽大学を経て同大学院修了。日本演奏連盟賞受賞。現在、クラシック音楽家振興会代表。千里バッハ合唱団・千里バッハオーケストラ常任指揮者。